飴と無知

イベントに行った感想,単にその内容について書く。そのほか雑記。

学生最後の懺悔のようなもの

声優のオタクをするうえで、好きな声優のイベントに行けないことがある、そういう経験をすることはよくあると思う。

理由はさまざまあると思うが、学生ならば講義・授業、家族などからの指摘、それから金銭的な問題が挙げられる。

現在学生である私は、ここ2、3年は時間とお金関係で悩まされていた。

私は余裕を持って行動するほうだと自負している。それゆえ私生活とオタク活動を天秤にかけたとき、おそらく周囲より時間的、金銭的にもゆとりを多くもって行動していたほうだと思う。

 

今に始まったことではないのだが、オタクと話していて自分が行っていないイベントの話になると、推しの話であるはずなのに関係ない話と思えてくることがよくある。

例えば、行けない(行けなかった)イベントのチケット競争率が極端に高く、知り合いのオタクの殆どが行けなかったのであれば、少し話が変わりそうではある。

しかし、最初に挙げた理由である「行ける状況下において行かないことを選択したイベント」に関しては、そのイベントの内容によっては大きな失敗につながる可能性がある。

そのイベントで推しが見せた姿が転機になるものだった場合、結果的に推しの声優人生の欠片を意図的に取りこぼしており、オタクとしてやり切れていないことによる推しへの罪悪感、推し被りは知っているのに自分は知らないことによる劣等感からついていけなくなり、推しのことが分からなくなってしまう。

分からないことが怖くて、好きよりも怖いという気持ちが強くなる。

最悪そのまま他界してしまうこともあるかもしれない。

 

そうならないようにするためには、どうするべきか。

自分が推しに求めているものは何かを改めて熟考し、そのイベントでは自分が見たい推しの姿を見ることができるのかを、その都度検討すべきだと考える。

そうすることで、「最低限ここは絶対外せない」というイベントを見極めることができることに加え、推しに対する向き合い方を考える機会にもなる。

これは声優のオタクをやっていくにあたり、学生に限ったことではなく社会人にも重要なことである。

見たいものもないのにただ漫然とイベントへ行くのはお利口とは言えない。

 

似た悩みを持っている学生のイベンターがもし居て、その人達にとって少しの助言にでもなるとすれば、この記事の役目は果たされるはずである。(あるいは、学生イベンターとしての過ごしてきた自身の日々を省みた結果を受けての懺悔)

私にとっても同じ過ちを繰り返さないよう今後のオタク活動に生かしていきたい。

オタクを辞められるならばそれに越したことはないが。

 

最後に、日頃よりお世話になっているオタクの方々、Twitterのフォロワーの方々へ、この場を借りて感謝を述べる。